タイの漁業における人身取引について

なぜか最近は社会問題について深く考えることが習慣となってきたので、今回は真面目な記事を書きます。というか、これから真面目な記事が増えるかもしれません。ほんとうに勉強しているか心配されそうなくらい勉強以外のネタが多すぎだということに気付いたのと、書かないと学んだことも忘れてしまうのではないかと心配になるからです。なので、これからは授業での学びやテスト勉強の復習として、いろいろ学問的な記事も書きます。

 

皆さんは人身売買や人身取引ということについて詳しくご存知でしょうか?しかも、自分達の「消費」という行為がこの問題に間接的に関わっている可能性があるということを知っている方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。私はこれまで社会問題にあまり興味がなく漫然と生きてきたので、このような事実に気づきませんでした。今回の記事ではタイの人身売買について書きます。

タイは魚の輸出大国です。そして、タイにはよりよい賃金を求めて、ミャンマーカンボジアからたくさんの労働者がやってき、多くの人々が漁業に従事します。しかし、彼らの多くが工場で働けるなどとうそをつかれ、結果的に漁業で働くことを余儀なくされているのです。働いている環境は劣悪で、数カ月、数年地上に帰れないこともあり、最大で1日20時間もの労働を強いられるのです。雇われ人に暴行を受けたり、脅されたりするという恐怖心から逃げ出すことも難しいのです。しかも、無給であったり不当な賃金しか払われません。現在は法や政策が強化され、数が減少したらしいのですが、海に突き落とされて殺されるということもあったそうです。これがModern Slavery の実態です。

私達が食しているタイ産の魚はこうした人身取引された人々が獲った魚かもしれません。また、猫の餌としてこれらの魚が使われていることもあります。

このような事実を受けて、私達消費者に何ができるのか、考えさせられる機会となりました。